過去問を解いてみよう

11月ということで受験が近づいてきました。
今回の高校入試が初めての受験というお子様も多いかと思いますが、受験対策として自分の受ける試験の過去問を解くことはとても重要です。
今回はこの過去問について書いていきたいと思います。

公立高校であれば、たいていの場合は自治体の教育委員会のホームページで情報公開されていますのでそこから入手できます。
私立であっても本屋さんの受験コーナーに並んでいますのでそこから購入できます。

もちろん過去問に出た問題がそのまま出るわけではありませんが、その感覚をつかむこと、出題傾向を把握しておくことはとても有意義です。
実際その場になって初めて経験するよりは、過去問で経験を積んでおくことで見たことがあるような気がすれば本番で精神的にも全然違ってくると思います。

それではどのような点に着目していけば良いか、簡単にまとめていきます。

まずは問題構成と配点です。
数学であれば計算・関数・図形など、英語であれば文法・読解・リスニングなど、どのような問題がどれぐらい出題され、どのぐらいの点数になっているかを確認します。
当然配点の多い分野を得意にすればそれだけで有利になりますし、優先的に学習すべき項目を認識することができます。
場合によってはこの分野は捨てるという判断もできるようになります。

次は出題の傾向です。
例えば計算問題でも、基本的な計算をミスなくできることを求められるのか、複雑な計算を処理することを求められるのかというような違いが見られます。
前者の場合はとにかく量をこなしてミスを減らすように勉強すべきですし、後者の場合は分数や小数・方程式や因数分解などそれぞれの項目でわからないところをなくしておくことが必要です。

それから教科別難易度の差です。
目標ラインの点数を取るに当たって、すべての教科で平均的に取るよりも、得意科目で稼いで苦手科目を補うという人のほうが多いです。
その場合、得意科目でどれぐらい貯金ができそうかを把握しておくと、苦手科目の負担が減りますから、精神的に軽くなります。
その中で、どの分野だけは確実に取っておこうということで集中して学習していくことができます。

過去問を実際に解いて分析していくことで、自分のやるべきことが見えてきます。
残りの時間の中でしっかりと勉強して合格につなげていただきたいと思います。

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