集中して勉強するために、耳にイヤホンをつけて音楽を聴きながら勉強することがよくあります。
しかし、結論から申し上げるとこの勉強法はオススメできません。
音楽を聴きながら問題を解いていると、どんどん進んでいるように感じて勉強がはかどるように感じます。
しかし、問題を解くことの本来の目的はその問題集を片付けることではなく、その項目や内容を理解したり覚えたりすることです。
その目的を考えたときには残念ながら非効率ということになります。
それはなぜでしょうか。
人間の五感の1つである聴覚が勉強内容とリンクせず、情報の記憶と分断されてしまうからです。
つまり、聴覚を利用した記憶に比べて記憶の精度が低下してしまうということです。
せっかく覚えたことや理解したことも流れてしまいやすくなります。
それからもう1つ、音楽を聴きながらの勉強に慣れてしまうと、テストを受ける環境と異なるために実際にテストを受けるときに本来の力を出し切れなくなってしまいます。
本番では周りのライバルの鉛筆の音・服がこすれる音・紙をめくる音などが常に聞こえますから、そのような環境に慣れていないと集中できなくなってしまいます。
実際に、大学受験で成功した人は、図書館や塾の自習室で勉強したり、家でも自分の勉強部屋ではなくリビングで勉強するなどをしていた子も多いです。
音楽を聴きながらの勉強ではなく、聴覚も働かせて勉強していくことをお勧めします。
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